
「どの茶葉を選べばいい?」「初心者の最初の1袋は?」に答える実践ガイドです。
形状 → 味の好み or シーン or 用途の順で決めるとスムーズに選ぶことができます。
形状で選ぶ|リーフ、ティーバッグ(最初に決める)
リーフ
香りや味が出やすく、好みに合わせた微調整がしやすい。ティーポットなどの用具が必要。美味しく淹れるにはコツが必要。紅茶の沼にはまりたい人向け。
☕抽出の基本 ▶ ティーポット編
ティーバッグ
手軽・後片付けが簡単。特別な用具が不要。環境の影響を受けづらい。初心者・外出先向け。
☕抽出の基本 ▶ ティーバッグ編
CTC(Crush Tear Curl)
リーフの一種。小粒で茶葉を凝縮してあるため短時間で濃く出る。微調整が難しくストレートで飲む場合は調整に苦労する。ミルクティー/チャイ向け。
例えば、平日=ティーバッグ/週末=リーフ+ミルク用にCTCを常備なんてこともおすすめです。
断然リーフ派!という人もすごく疲れているとリーフを淹れるのがしんどいと感じる時があるので多少ティーバッグを持っておくのもアリです。
好みとシーンで絞り込む
味の好み(渋み・コク・香り)
| 軸 | 好み | 向く種類(例) |
|---|---|---|
| 渋み | 弱め | ダージリン キャンディ |
| しっかり | アッサム ウバ ヌワラエリア | |
| コク | 軽やか | ダージリン ニルギリ |
| 濃厚 | アッサム キャンディ | |
| 香り | 華やか | ダージリン キームン |
| 甘い | アッサム キャンディ | |
| 爽やか | ウバ アールグレイ | |
| ブルー (青臭さ混じりの花の香り) | ヌワラエリア |
ディンブラはバランスが良いのが特徴です。(どこに入れるか迷ったので枠外に記載しました)
☕詳しくはこちら ▶ 主要紅茶の種類と特徴まとめ
シーンに合わせて選ぶ
| シーン | おすすめ種類 | 傾向 |
|---|---|---|
| 朝の起きてすぐ | アッサム ウバ ディンブラ | 目覚めのミルクティー系 |
| リラックス/集中したい | ウバ ニルギリ ヌワラエリア | すっきり爽快系 |
| 食事と合わせる | ディンブラ キームン | バランス重視系 |
| スイーツタイム | ダージリン アッサム キャンディ | 甘い香り系 |
用途別の選び方
毎日の一杯(常飲)
- クセの少ないディンブラなどのセイロン系がおすすめ。ティーバッグが便利。
- コスパ重視は大容量ですが、何種類も並行して飲みたい場合は小容量。開封後は3か月以内に使い切ることを目安に同時にいくつも開け過ぎないようにしましょう。
水出し・アイスティー
- ニルギリ/ディンブラは濁りにくくクリアに作れる。
- フレーバーティー(アールグレイ等)は香りを楽しみたいときにおすすめ。
☕美味しい淹れ方はこちら ▶ 水出し/アイス編
ミルクティー/チャイ
- アッサムCTCが無難でおすすめ。
- 牛乳を入れる前提なら濃い目に抽出。牛乳分水量を減らしたり茶葉の量を増やしたりする。
ギフト・来客
- 缶入り/パッケージが映えるものがおすすめ。ティーポットがあるかわからなければティーバッグが無難。
- 初めての方には個包装ティーバッグ詰め合わせがおすすめ。
初心者の最初の1袋(失敗しない3択)
- ディンブラ
- クセが少ない。オールマイティ(ミルク/アイスOK)。
- ウバ
- 後を引く独特な渋みがある。これがOKならほとんどの銘柄の渋みが大丈夫。
- キャンディ
- 紅茶のコクをしっかり感じられる。華やかな香り。
よくある質問(FAQ)
ティーバッグはよくないの?
A. そんなことはないです。外出時や器具がそろっていないなど、淹れる環境が整っていない場合はティーバッグの方が美味しく仕上がることが多いです。紅茶は繊細なので適正温度に達していないなど様々な要因で本来の美味しさを出せなくなります。ティーバッグはリーフよりも出やすく加工されていますので環境に左右されにくいのが強みと言えます。
失敗しにくい買い方は?
A.大量に買い過ぎたり、同時に複数開けすぎたりしない。開封後3か月で使い切ることを意識しましょう。
🔄 更新履歴
- 2025/10/20 リンク追加
- 2025/10/15 画像修正
- 2025/10/14 初回公開


